らき☆すた 第24話「未定」

最終回のらき☆すたは、今までのような小ネタの乱立ではなく、文化祭をテーマにしたストーリー仕立て。
アニメに限らず、古今東西あらゆる作品で、「文化祭の準備」というのは好きなネタです。遅くまで学校に残って、祭りのためになにか準備をするというのは、どうにも表現しがたいわくわくがある。
パティが提案したのは、仲良しメンバーが集まってのチアダンス。最初は嫌がっていたのに、いざ始まってみると一番の仕切り屋になってるかがみがかわいい。ちゃっかりみさおとあやのも呼んでるあたり特に。現実にもこういう人、いるよね。
まぁ個人的には、平野綾さんの握手会チケットに釣られてしまうこなたが一番なのですが……生あーやって（笑）。
完全版もってけ！セーラー服は、動きまくりーの面子多いーの、作画に定評のある京アニの本懐を見た気がする。なぜこれを一番最後に持ってきて締めにしなかったのかと小一時間問い詰めたいけれど、テロップ貼られるよりはああいう構成のほうがよかったかも。
だからって、最終回のエンディングが相変わらず白石稔による歌で、しかも「愛のブーメラン」なのはどうかと思ったけど。
「らっきー☆ちゃんねる」は、本編とリンク。ゴットゥーザ様の奮闘虚しく、あきら様と白石は最後の最後まで相変わらずでしたとさ。ついでに、桜庭先生も滑り込みでアニメ出演。ふゆき先生も出してほしかった。
自分、原作漫画から入った口でしたが、当初はアニメがこんな話題になってこんな綺麗な締め方をするなんて予想だにもしていませんでした。改めて、京アニすげぇ、と。
ターゲット層がコアなあるあるネタに、さらにコアなパロネタがMIXされたらとんでもないものになったけど、楽しめる人にはとことん楽しめたことでしょう。

生あーやと言えば、今週の東京ゲームショウのステージイベントに平野綾さんwith杉田智和さんが来るそうな。
……杉田さん、スパロボのほうでまたなんかやってくれないだろうかｗ

ななついろ★ドロップス 第12話「初恋はななついろ」

正晴「いつ好きなったかもわからない。だから俺、すもものこと、もう一度好きになる」
あっー！　誰か、ギップル呼んで来い！！
ななついろ★ドロップス最終回。半年間の記憶を失い、すももへの恋心も忘れてしまった正晴……だが僅かに、靄のような違和感を覚えていた。
真実を知る友人たちや、魔法の薬で正晴の記憶を取り戻そうとしたノナを遮り、すももは正晴と交わした、「必ず思い出す」という約束が果たされるのを信じて待つ。
思い出の地を転々とし、すももとの日々を呼び起こしていく展開は好都合ながらもテンポがよかった。まだか、まだなのかと焦らされながらも、箍が一気に外れたときの瞬間ときたら……思わず胸にじんときました。
山場のシーンのBGMに、アニメ版の主題歌でなくゲーム版の主題歌を起用したのもポイント高い。なにせ、あれだけでゲームが欲しくなったのだから……というか、思わず涙腺緩んじゃったよ。不覚にも。
現実を知るにつれて感受性が貧しくなる昨今、アニメの最終回で感動したのは随分と久しぶり。初恋とか、恥ずかしくも題材がドツボをついていたのが大きかったです。
これから続々と最終回ラッシュが起こるというのに、今日の二作は出来良すぎ。