エル・カザド 第25話「聖なる女」

ついにローゼンバーグと対峙するナディとエリス。語られる博士死亡の真相。そしてナディが生け贄となることにより、エリス覚醒の儀式が始まる。
ローゼンバーグの意のままになることを拒んだエリスは、ナディに自分を殺すよう依頼する。ナディは最後の力を振り絞り、エリスを射殺。直後に自身も力尽き、主人公二人、まさかの心中エンド……。
かと思いきや、魔女議会の議長がリリオを介し、ブルーアイズの魔女としての力を目覚めさせる。それによりエリスとナディ復活。正しい力の使い方を身につけた人工魔女に、議会が介入する余地はない……らしい。
そして、無敵BGMと真下全開アングルによるラストバトル勃発。ナディとエリス、二人の思いを乗せた弾丸は、ローゼンバーグの胸元を貫いた。


結論。ローゼンバーグはやっぱりヒモニートなローゼンバーグだった。……最初からわかってたんだよ、あんなのにラスボスが務まるはずがないと!
ローゼンバーグの謎すぎる司祭衣装に、チャンス盛りだくさんだったのに撃たないリカルドに、死者蘇生までやっちゃうブルーアイズに、仇だと告白しといてエリスを旅に誘うローゼンバーグに、必至こいて逃げてたはずなのにどこにそんな暇があったのかラストバトルでは正装に着替えてるローゼンバーグに、なんの抵抗も出来ず撃ち殺されるローゼンバーグに……。
超展開すぎて、ツッコミどころが満載すぎる。ここにきてストーリーが波状しちゃったというか、盛り上げ方を間違えたというか……まぁ、エル・カザドはコメディ面でのおもしろさで評価してるところもあるので、こういう締め方も全然ありっちゃありなんですが。
なにより、物語終わっちゃったのにこれ最終回じゃないからね! 次回は後日談が描かれるのだろうか?
初期レギュラーではあるものの、今回でやっとまともなセリフを喋る機会が訪れたリリオ。いやほんと、井上麻里奈さんは毎回どんな心境でアフレコに臨んでたんでしょうね。