ラノベ雑記Vol.21「とらドラ!(2)」


とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)

手乗りタイガー」こと逢坂大河の前に、強敵現る。
その正体は現役女子高生モデルにして、その正体は悪魔の内面を潜めた超絶ブリっ娘転校生・川嶋亜美
馬が合うはずのない二人のヒロインだったが、大河が思いを寄せる北村は、大河が亜美の友達になってくれることを望む。
もちろん竜児がそれに巻き込まれないはずもなく、どういうわけか竜児だけが亜美の抱える内情を知るはめに・・・。


そんな感じの「とらドラ!」2巻。世間ではもう既に3巻が出てるけど、付人はこれを読了したばかりだ!
感想としては、思いがけないタイプの新キャラ登場に読んでいてビックリ。
あのまま絶妙な距離関係を保つ竜児と大河のほのぼのストーリーを期待していた反面、せっかく手乗りタイガーなんていう破天荒キャラがいるんだから、ライバル的ポジションのキャラもおいしいなと思っていただけに。
山場はなんといっても亜美のストーカー撃退シーン。今までのキャラクターをぶち壊しにする行動は、竜児も思わず唖然。
いや、生徒会長といい実乃梨といい、この作品のヒロインはどこかしら壊れてるなぁーと痛感しました。
しかしこの作品のオチは、なんといっても著者竹宮ゆゆ子さんのあとがきにあると思う。
たらこスパに心を奪われ、「じゃあ相撲で決着つけようぜ!?」が口癖って、あなたは本当にラノベ作家ですか。
熱心に作品について語る作家もいれば、他愛もない与太話をするのもまた作家です。いや本当に。