魔法少女リリカルなのはStrikerS 第７話「ホテル・アグスタ」

今回の任務はホテル・アグスタで開かれるオークションの警備。
守護騎士部隊勢揃いで変身祭りと思いきや、ティアナに焦点を当てた話でした。
化け物じみた戦闘能力を有する隊長格三人に、若くしてBランクの実力を持つキャロとエリオ、そして信頼できる家族のバックアップがあるスバル。それに比べてティアナが己を凡才だと悲観し、劣等感を感じるのは分かるんだけと（つくづくなのはたちの戦力が常軌を逸しているのだと）、それに至るまでの心理描写が不足していて、唐突な印象を感じた。
OPに登場していた謎のちびっ子、ルーテシアもお披露目。レリック事件で暗躍しているスカリエッティと繋がりがあるらしく、また使用する魔法も召喚術であったり、デバイスの形状がまんま同じだったりと、どういうわけかキャロとの接点が多い。
六課とは直接的な接触を果たさなかったから、物語が劇的に進展するのはまだ先になりそう。
ひょっとしたら、１クール目は徹底的に新キャラの掘り下げをやって、事件に深く介入するのは基盤の整った２クール目からになるのかもしれない。
作画が微妙な中で、シグナム、ヴィータ、シャマルの三人の変身シーンだけは力が入っていた。が、ザフィーラは常時犬形態のまま、スバルになでなでされたりキャロとエリオに喋ることを驚かれたりする始末……なんとも不憫な。
で、今回のサプライズといえば、なんといってもユーノくん初登場ですよ。オークション会場の場では考古学者として紹介されていたけど、今後も出番があるかどうかと言われれば、微妙な立ち位置だなぁ。ただ、A'sエピローグ時同様、成長しても水橋かおりボイスのままだったのには感動した。
次回は挫折したティアナをスバルが励まして、互いの信頼を深めるという見え見えな展開になるっぽいけど……２クールだからってあんまり悠長にやってると、視聴者に見放される悪寒がしなくもない。物言いがキツイ割に過保護なヴィータ副隊長がなんかやらかしてくれたらいいけど。
そして、今回登場したルーテシアのキャスト……
ルーテシア：桑谷夏子
これは……アルフ完全外野退場フラグ！