エル・カザド 第8話「嘘つく女」

tsukibito2007-05-23


エリス「釣りはいらない」
毎度毎度、エリスの迷言とナディのへなちょこっぷりと変態の変態っぷりを楽しみに視聴しているエル・カザドですが、今回は普通に泣ける話だった……。
大塚明夫さんと大塚周夫さんによる声優親子ネタなんて、持ってくるだけでも渋いエピソードになること受けあいなのに、音楽が豪華すぎて、ありえないほど雰囲気を向上させている。
街中で起きた不意の抗争に巻き込まれ、負傷してしまうナディのへなちょこさは前代未聞。ナディの体内から銃弾を取り出すという、エリスの謎能力を発揮させるためとはいえ、真下アニメの主人公がこんな醜態晒していいのか(笑)。その後の「タコスの歌」も含め、ナディはエリスやL・Aとはまた違った路線でキャラが立ってきたように思える。
今まで天然マイペースを貫いてきたエリスが、前半で「嘘はいけないこと」と断言しつつ、ラスト、エンリケの死に際では、空気を読んで「パパ」発言……これはエリスの成長、と見ていいのかな? とにもかくにもここで涙腺緩みました。はい。
エンディングのスタッフロール、大塚周夫さんが演じたエンリケスペシャルゲスト扱いなのはいいとして(死んじゃったし)、サンチェスがレギュラー欄に載ってたのは、ラストのナレーションによる消息不明報告と照らし合わせて考えても、再登場の伏線? エリスを拉致ったのが原因で、L・Aに付け狙われるキャラになったり……したら最悪ですが(笑)
今のところエル・カザドはショートエピソードの連作みたいな感じになってるけど、当初期待していたヤンマーニみたいなのじゃなく、こういうスタイルの方が面白いかもしれない。そういえば最近、オカマの賞金稼ぎコンビが出ないな……。