灼眼のシャナII 第4話「憂いの少女たち」

近衛さんのお世話係を任命された悠二。どんどん親しくなっていく二人の様子を見て、嫉妬心を燃やすシャナと吉田一美。
果てには自ら悠二と距離を取り、女二人、互いの傷を舐めあうかのように屋上で昼食を取るシーンは、少女としての未成熟さが際立っていてよかった。
っていうか、近衛さん大勝ですね。面と向かって悠二に好きと言っているわけではないので、シャナも吉田さんも対応に困っている感じ。
そもそも、誰にでも優しくしてしまってその結果自分に好意を寄せる女の子たちの気持ちに気付けない、悠二の鈍感レベルが酷いだけの話なのだけれど。
このいかにも余裕ない感じが、子供っぽさの残る恋愛ストーリーとして、普通に観れるものになっているのが……灼眼のシャナの重要な要素ではあるのだけれど、あまりに恋愛に終始しすぎた展開も退屈。
次回は恋愛に悩むシャナを介し、保護者(母)としてのヴィルヘルミナが葛藤する話? こういう風にキャラ一人一人の成長を描いていくのは好感が持てるけど、現段階だとややテンポが悪い気もする。