灼眼のシャナII 第8話「過去への扉」

tsukibito2007-11-24


マージョリー・ドー、過去編。シャナ過去編を3話に凝縮したスタッフの手腕なら、マイルストーンなぞ1話に詰め込むはず……と思いきや、二部構成。イーストエッジも出てた。てっきり省かれるかと思ってたのに。や、じっくりやってくれたほうが嬉しいのだけれど。やっぱり二期やるにはストックが足りないのかしら。
悠二が着々と成長を遂げる中、ついに劇中にフィレスの名前が登場し、ヴィルヘルミナが一時離脱。その間、佐藤は紅世への憧れを募らせ、悠二への嫉妬心も加味されて、マージョリーに指導を請う。が、当然マージョリーはそれを拒否し、忠言から過去話へとシフト。
舞台はマンハッタン。[革正団]との戦いにより多数のフレイムヘイズが席を外していたその地で、“穿徹の洞”アナベルグとそれに雇われた“千変”シュドナイが、エンパイアステートビルを狙う。
マージョリーは『星河の喚び手』イーストエッジに頼まれ、新米フレイムヘイズ『魑勢の牽き手』ユーリイ・フヴォイカの教育と同時に、アナベルグ等の討滅に向かう。
久々の戦闘、ごちそうさまです。そう言えば、シュドナイも二期ではこれが初の出演か。マージョリーとの因縁が形成される戦いだけに、二人の関係に関しては一期の補完にもなる。
本筋としては、「佐藤にマージョリー・ドーがどんな女なのか」ということをわからせるための過去回想なのだけれど、それがなくとも、前編の時点でユーリィの危うさがビンビンに伝わってきますね。明らかな伏線として。
徒への恨みや復讐心で動くフレイムヘイズに、善意を原動力としたユーリィは向いてないって話。マージョリーの叱咤には一切甘言がなく、登場初期の僅かな刺々しさを思い出した。ビジュアル初お披露目のイーストエッジさんは、ほぼ想像通り。
結末はまぁ、原作どおりになるのだろうけど、久しぶりの燃え展開に期待大。
……清めの炎も、使われたのはかなり久々だよね。なんかサービスシーン作るための便利能力になってますが(笑)