ラノベ雑記Vol.17「吉永さん家のガーゴイル(9)」ラノベ雑記Vol.18「吉永さん家のガーゴイル(10)」
- 作者: 田口仙年堂,日向悠二
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/03/30
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- 作者: 田口仙年堂,日向悠二
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いよいよ大台に上ってまいりました、ガーゴイル9巻10巻! 二部構成の大長編!
今回のテーマはズバリ、戦争です。
ケルプとの些細なケンカから、過去のトラウマを思い出し動かなくなってしまったガーゴイル。双葉とイヨはガーゴイルを逃避から救い出すため、4巻にも登場した記憶発掘寝台を使って過去世界(ガーゴイルの記憶の中)へ。
そこは戦時下の日本で、双葉はイヨの息子、喜一郎やガールフレンドのユキと共に戦争を生き抜いていく。
テーマが「戦争」。今までのほのぼのとしたガーゴイルに比べると、すごく「重い」です。
ガーゴイルの過去に触れながら、戦争という過酷な現実を知る一人の小学生……ぜひ同じ小学生の児童に読んでもらいたい内容だと思いますよ。
双葉たちが過去に行っている間、なんと現代では戦死したと思われていた高原喜一郎が出現。錬金術に恨みを持つ喜一郎はガーゴイルやケルプに襲い掛かりますが、その行動の裏にはとてつもなく壮大なスケールが広がっていて……彼の登場は、今後のガーゴイルの展開を左右する大きな伏線となったんじゃないでしょうか。
これまでガーゴイルという物語でのキーとなっていた設定、「錬金術」。そして今回新たに登場した「古科学」「魔法」。どんどんスケールが広がる中、ガーゴイルはいったいどこまで続くのか!?