ラノベ雑記Vol.20「とらドラ!(1)」


とらドラ!1 (電撃文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)


くそぅ・・・画像が無いよはまぞう


この「とらドラ!」は前回紹介した「わたしたちの田村くん」の作者、竹宮ゆゆ子さんの新シリーズ。
どうにも私は一人の作家にハマるとそれを追いかける傾向があるようで、前作がおもしろいと新作も買ってしまうというそんな人のようです。もっと風呂敷広げないとな・・・。


前回はヒロイン二人に板ばさみにされる主人公の恋愛物語でしたが、今回の「とらドラ!」は同じラブコメながら、「田村くん」よりコメディ分強し。
主人公は目つきがヤバイくらい悪く、よく不良に間違われる高須竜児。ヒロインは竜児に負けず劣らずの凶暴性(こちらは見た目でなく素が)持ち、周囲からは「手乗りタイガー」と恐れられている逢坂大河
ポイントは恋愛ものでありながら、主人公とヒロイン、両者の想い人が別々であるということ。そしてその想い人はお互いの友人で、二人はお互いの恋愛をサポートするべく協力関係を築くことに。


決して互いが好きあっているわけじゃないんだけど、気がつけばいつも一緒にいる二人。話が進むごとに触れあいもどんどん自然になり、兄妹のようになっていくアットホームな雰囲気が好きです。
あと大河のキレっぷりは読んでいて実に爽快。他人に媚を売らず唯我独尊、寂しがり屋で超ドジ、キレると手がつけられず、それでいて好きな人の前では緊張してなにも喋れない。
痺れます。「手乗りタイガー」。