『電撃文庫ムービーフェスティバル』観賞

昨日ごとですが、観てきました『電撃文庫ムービーフェスティバル』。
灼眼のシャナ」「キノの旅」「いぬかみっ!」の3本立てで、もちろん全部観賞。感想綴ります。

キノ「旅人一枚」
エルメスモトラド一枚」
映画館スタッフ「当館ではバイクはちょっと……」
エルメス「バイクじゃないよ、モトラドだよ」

エルメェェェェェス!きみ最高だ!
主要メンバー全員が各々映画を見に行き、途中シャナとようこが悠二と啓太を懲らしめるために共闘したりする他愛もない話。
しかしキノが現代世界の映画館に行くというシュールな映像が拝めただけで満足。エルメスかわいいよエルメス

原作第一巻のフリアグネ編を、劇場公開用に再編集。
シャナ世界の設定説明は最小限に、ラストのアクションシーンに力を入れていたようで、吉田さんが悠二に思いを寄せる理由や、フリアグネの目論見の全貌などは深く描写されず。
劇場用だから当たり前とはいえ、完全にファン向けの構成となっていました。
特筆すべきはフリアグネ様大活躍で、とても一巻のみ登場(外伝には度々出張ってますが)とは思えない優遇っぷり。
愛しのマリアンヌ含め、全ては彼等のために仕立て上げられた舞台であったようにさえ思う。
アクションは爆発増量で迫力満天なものの、シャナのパンチラシーンが不自然に盛り込まれていたのがなんだかなー。
マー姐さんも原作同様ゲスト参戦してますが、どうにも役立たず。まぁあそこで彼女本来の暴れっぷりを発揮してしまったら、収集つかなくなっちゃうけど。
とりあえず、3本構成の一本目としてはテンション上がりまくり。で、次へ。

二本目。電撃文庫の看板作品とも言えるキノの旅
実はキノという作品に触れるのは初めてで、つい半年前までキノの性別は男か女か判断ついていなかったほど。
それ故に、キノとエルメスの掛け合いが面白くて面白くて。
病気の少女イナーシャと、それを離れた村から文通という手段で支ええるローグ少年にまつわる物語と、その悲しい結末は、シャナで燃焼したテンションがいい意味で沈下した。

で、その余韻をぶち壊しにしてくれたのがこれ。
巨大スクリーンを全裸の主人公が所狭しと駆け回り、原作に登場したヘンタイ共ほぼ全員が出演するという快挙をなし、もうホント、笑いを超えて怒りすら覚えそうなほ、どやりたい放題やってくれました。
劇場版でやることはいつもどおり、むしろそれ以上のヘンタイっぷりを発揮するって、この作品は世間体とか上からの圧力とかまったく恐れないのか……。


総じて、三本ともなかなかにいい出来でした(構成の仕方はともかくとして)。
来年もやって欲しいな。その時はぜひシャナ大戦編を。