ラノベ雑記Vol.30「マキゾエホリック Case3:魔法少女という名の記号」



水曜日はアニメ感想なしなんで、溜まっていたブックレビューでも。
ネギま風ミステリコメディ(と勝手に解釈)、マキゾエ三巻の舞台は体育祭。
「体育祭で1年乙組を優勝させないと、人が死ぬ」――藍子の下に届いた一通の脅迫状が、平和な体育祭に波乱を齎すことに。
一巻では『受難』である主人公の藍子、二巻では『勇者』と『ロボット乗り』、『メイド』と『吸血鬼』にスポットが当てられ、三巻では『魔法少女』と『スパイ』をメインに、『小人間』『お嬢様』『召使い』等が主軸となっております。
メインキャラクター31人という無謀すぎる設定を持った今作も、三巻まで到達してやっと全容が明らかになってきた……。
ミステリとしては楽しめるんだけど、それと記号で括ったキャラクター勢が噛み合っていないというか、どうにも設定を活かしきれていない感がある。
せめてもうちょっと刊行ペースが早くなればいいんだけど。