コードギアス 反逆のルルーシュ 第25話「ゼ ロ」

で、最終回。
ナナリーが攫われたというC.C.からの報を受け、神根島に向かうルルーシュ。いくらナナリーが攫われたからといって、勝手に持ち場を飛び出すのはあまりに軽率というか、負けフラグ。ナナリー絶対主義で説明するにしても、もうちょっとゼロとしての体面を保ってほしかったところ。
黒の騎士団に捕らわれていたスザクも、実はナイトメアフレームも操縦できると判明したセシルさんによって助けられちゃうし、明らかに形勢逆転黒の騎士団崩壊だー……と思っていたところに、遅れてやってきたニーナwithサクラダイト爆弾が。
ロイドもビビる広範囲爆弾って、伏線があったとはいえニーナ本当にそんなもん作ってたのか。ゼロに復讐するとしたら突攻だろうとは思っていたけれど、規模が想定の範囲外。しかしその威力は復讐には生かされず、一時休戦の狼煙となっ……たのかな? 結局のところ戦いは最後まで描かれなかったので、詳細は不明。
舞台は神根島に移行し、ルルーシュたちを中心とした修羅場が発展。C.C.の過去がうっすら明かされたけど、まんま魔女狩りじゃないか。正直、あれじゃあC.C.がすっごい昔から存在している人ってくらいしか分からないけれど、V.V.との関係は……?
C.C.はルルーシュにナナリーを助けにいかせるため、邪魔するオレンジとともに心中する道を選ぶ。ってぇ、これもやや軽率な気がするなぁ……そもそもガウェインない状態でどうやって脱出するのかと。あの状況での最優先事項がナナリーの保護だったから、仕方がないといえばないのだけれど。
C.C.とオレンジが海に沈んだところで、追いかけてきたスザク、カレンがゼロと体面。そして、ついに正体発覚。
スザクもカレンも既にギアスは使用済みなので、どうにもできず。それでも退かないルルーシュ、ナナリーの奪還を条件に休戦を訴えるところはさすが。しかし、スザクの感情は既にブレーキが利かなくなっていた、と。
ルルとスザク、突きつける銃口と、木霊する銃声で、幕。終わってみれば、23話以上のお預けEND。……嫌いじゃない、嫌いじゃないぞこういうのぉー! ……フラストレーションは溜まりますがね。続き、今度は秋だぜ?
黒の騎士団の戦況、ルルーシュとスザクの対立の行方、ナナリーを攫ったV.V.の目的、ルルーシュの母を殺したのは誰なのか、コーネリアと扇の生死、そしてC.C.とオレンジは本当に海の藻屑と化したのか……残しすぎな謎が憎い。憎すぎる。
現時点でゼロの正体がルルーシュだと知っている人物は、C.C.、コーネリア(?)、ヴィレッタ、スザク、カレン、シャーリー(?)の六人になるのかな。ヴィレッタがゼロの正体を公表しない理由がないし、2期はいきなり指名手配犯として登場……なんてこともあり得る。そもそも、一回区切る以上再びあの場面から続きが描かれるとは限らないしね。
思わせぶりな幕に悔しさを覚えつつも、息の詰まる怒涛の展開はとてもおもしろかった。なにより、オレンジの台詞回しがツボです。さすがはコードギアスナンバーワンのネタキャラ。
とりあえず、ダールトンと井上とC.C.(?)とオレンジ(?)追悼……あー続きが楽しみだ。