CLANNAD -クラナド- 第18話「逆転の秘策」

tsukibito2008-02-15


智代を生徒会長にするため、ひいては演劇部のため、自ら停学処分を受けた朋也。渚はいぜん病気で伏せっており、その間責任を感じた智代が、ここぞとばかりに藤林姉妹が、ついでにことみが、そしてなぜか風子までもが、朋也の下に詰め寄ってくる……。
かくして朋也ハーレム形成。ここにきてのモテモテっぷりは、もはや異常。しかしそんな境遇を蹴っ飛ばすほど、朋也の心は渚に傾いていて……っていうかゾッコンですね。ベタ惚れですね。顔を赤らめたり思わず手が出たり、朋也の挙動が一々可愛らしくて困る。もうさっさとバカップルにでもなんでもなってしまえ。
本筋としては、智代が生徒会長を目指す理由と奮闘、藤林姉妹の失恋を上手く掛け合わせている。直接口にさせるのではなく、朋也の渚に対する態度から3人に朋也の本心を悟らせるという手法が、残酷ながらも上手い。
堪えきれず泣き崩れた藤林姉妹、杏は純粋に失恋したことから、椋はそれプラス手伝ってくれた姉への申し訳なさから、ごめんねの一言がやたら痛烈に響いた。
ただ智代の場合は、藤林姉妹のような露骨な恋愛感情だけではなく、直前に語っていた『家族』の大切さを、朋也は渚で補っているんだということに気づいた……ただの悲しみではなく、安堵と納得のようなものが感じられた。
智代は無事生徒会長就任、演劇部も復活、そして次に解決すべき要項は……朋也の家族問題。クラナドの一番根底に位置すると思われるテーマ、『家族』が、どういうふうに描かれるのか、非常に期待しています。
それはともかくとして、今週の風子は登場の仕方はナイスだったけどあれって不法侵にゅ……。